助成表彰事業
日本玩具文化財団では、おもちゃの教育性・文化性・芸術性に着目し、その価値を社会の中で生かす活動や研究、実践に取り組む個人・団体への助成および顕彰を行っています。
子どもの健やかな成長を支える活動をはじめ、おもちゃ・人形を通じた福祉、文化振興、調査研究、教育普及など、心豊かな社会づくりにつながる取り組みを支援しています。
助成例
当財団では、玩具文化の振興に加え、おもちゃを通じて子どもたちや社会に寄り添う活動への支援を行っています。ここではその一例をご紹介します。
当財団は、認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワークが行う、難病のこどもたちとその家族への支援活動に、1997年より協力してまいりました。
その一つが、クリスマスの時期に病院や施設で過ごさざるをえない子どもたちへ、おもちゃやプレゼントを届けるクリスマスサンタチャリティ活動への支援です。当初は訪問できる病院数も限られていましたが、ボランティアの方々やご協力いただける企業の支えもあり、現在では十数か所の病院や施設にプレゼント等をお贈りする活動へと発展しています。
入院生活を送る子どもたちにとって、おもちゃは楽しさや安らぎをもたらす大切な存在です。当財団では、支援先の方針や現場の状況に配慮しながら、子どもたちに喜ばれるおもちゃを選び、提供しています。


当財団は、東京おもちゃ美術館における玩具文化普及活動の一環として、「おもちゃの本」図書室の維持管理を支援しています。
この図書室では、当財団が所蔵する玩具や人形に関する書籍を閲覧することができ、玩具文化に関心を持つ方々に向けた学びの場として活用されています。
当財団は今後も、資料や書籍を通じて玩具文化に親しみ、学ぶことのできる環境づくりを支えてまいります。
当財団は、東京おもちゃ美術館を運営する認定NPO法人 芸術と遊び創造協会が取り組む、母子生活支援施設での「おもちゃの広場」開催を支援しています。
「おもちゃの広場」は、遊びの専門家であるおもちゃコンサルタントが施設へ出向き、親子が良質なおもちゃにふれながら、安心して遊び、交流できる場をつくる活動です。遊びを通して親子のコミュニケーションを育み、子どもたちの心を育てる体験の機会を広げることを目的としています。
本事業では、施設ごとの状況に応じて使用するおもちゃを整え、継続的に活動を行うための支援を行っています。さまざまな事情を抱える親子に寄り添い、すべての子どもたちが遊びを通して豊かな時間を過ごせる環境づくりを支えてまいります。
当財団は、人形文化の継承と普及を目的とした活動の一環として、「人形に感謝する会」が主催する明治神宮人形感謝祭に協賛しています。
明治神宮人形感謝祭は、古くなったり壊れたりした人形に感謝の気持ちを込めて納める行事として長年続けられており、人形を大切にする日本の文化や心を今に伝える催しです。
当財団は、このような人形文化に関わる活動への協賛を通じて、人形に込められた思いや文化的価値を次世代へ伝える取り組みを支えてまいります。


表彰例
当財団では、おもちゃや遊びの持つ可能性を広げる研究や実践に対し、表彰を通じた支援も行っています。ここではその一例をご紹介します。
当財団は、国際的なロボット学会であるIROSにおいて、玩具文化の創造支援やアミューズメントロボットに関する研究の発展を目的とした表彰を行っています。
ロボット技術の中でも、楽しさや遊びの要素を備えた研究は、人と技術の新たな関わり方を切り開くものとして注目されています。当財団では、そのようなアミューズメント性・エンターテインメント性の高い研究に対し、「IROS Best Entertainment and Amusement Paper Award Sponsored by JTCF(JTCF賞)」を贈呈しています。
この表彰を通じて、遊びや楽しさの視点からロボット研究の発展を支え、玩具文化の広がりと創造につながる取り組みを応援しています。